コラム集

三滋マリン水道

トイレが故障を考える

●できるだけ製造中の製品を購入しましょう。
多くのメーカーでは、タンクは製造から10年を過ぎると付随する部品の生産をやめる傾向にあります。付属する部品が故障してしまって部品を交換したくても部品供給不能になってしまって交換に来ないということもありその場合には本体交換が必要になってくれればあります。
ただし、同じタイプのタンクであれば互換性のある部品が多数あり交換が可能な場合が多くなっています。

便器交換のタイミング
前述の通り、便器は陶器製ですので長く使えるものです。
年数が経っていても交換を急ぐほどではないのですが不具合が発生していれば話は変わってきます。掃除をしても気になるような変色が生じていたり目視できるヒビが入っているようであれば交換を考えましょう。
また、和式から洋式に交換する時には、通常の作業とは違う手順が必要になってきます。成功するための時間がかかったり施工費用がかなり異なってくる可能性がありますので、その点もしっかり確認しておく必要があります。

タンク内のパーツの交換
タンク内にはさまざまなパーツが組み込まれています。タンクのうわ蓋を開けてみると思ったよりも複雑な構造となっていることに驚く人もいることでしょう。
ゴムフロートはパッキンと同様の素材でできていることが多く定期的に交換が必要になります。オーバーフロー、ボールタップなどは、タンクのように耐用年数が長いわけではありませんが頻繁に動く重要な部品でであるため便器やタンクよりも劣化が早いです。とはいえ短いというわけでもなく、使用頻度にもよりますが約10年程度であると考えておきましょう。
タンク内でポタポタと水漏れの音がするようになった場合には、タンクよりもパーツの故障・劣化だと考えるとよいでしょう。タンクの水漏れの原因の多くが密結パッキンと呼ばれるパーツです。密結パッキンの耐用年数は約15年前後と考えるとよいでしょう。昨今では素材の変更によって長持ちするタイプのものもありますが、もしトイレの設置から20年程度が経過しているのであればタンク外からの水漏れが起きた時には密結パッキンの劣化を疑いましょう。他の部分に問題がなければこの部品を交換することによって水漏れが収まります。

トイレを故障させないために

トイレを故障させないためには、以下の点に注意することが重要です。
●トイレにはトイレットペーパー以外のものを流さないこと。
●トイレットペーパーも適量にとどめ、一度に大量に流さないこと。
●トイレの水量や水圧を調整せずに使うこと。
●トイレの蓋を強く閉めたり、力を入れすぎないように注意すること。
●トイレのタンク内部のパーツを自己流で修理せず、プロに任せること。
●定期的にトイレの清掃を行うこと。

これらの点を守ることで、トイレの故障やトラブルを防ぐことができます。また、何か異常を感じた場合は、すぐに水道業者に相談することをおすすめします。

借家でトイレ修理が必要な時
借家でトイレ修理が必要な場合、以下の手順を参考にして対応することがおすすめです。
ランドロード(大家)に連絡する
まず、トイレの修理が必要である旨をランドロードに連絡しましょう。修理費用や手続きについては、賃貸契約や借家のルールによって異なる場合がありますので、大家に確認してください。
修理業者の派遣
ランドロードからの指示や同意が得られた場合、修理業者を派遣してもらいます。ランドロードが指定した業者に修理を依頼することが一般的ですが、場合によっては自分で業者を選ぶこともできます。
修理内容の報告と連絡
修理業者が修理を完了したら、修理内容や費用などをランドロードに報告しましょう。修理が終わったことを確認し、必要な手続きや支払い方法についても確認しておきます。

重要なポイントとして、修理に関する費用負担や手続きについては、借家契約書や大家との合意事項に基づいて判断されます。修理費用は通常、大家が負担することが多いですが、一部負担や修理費用の一部を退去時に差し引かれる場合もあります。契約書や借家のルールに従って、ランドロードとのコミュニケーションをしっかりと取りながら対応しましょう。
なお、トイレの修理が緊急を要する場合(例:水漏れが激しい、使用が不可能な状態など)は、速やかにランドロードに連絡し、緊急修理を依頼することが重要です。